開催日時 | 2017年6月29日(木) 18:30~20:00(18:00開場) |
講 師 | 大森 安恵 先生 東京女子医科大学名誉教授/海老名総合病院・糖尿病センター長 |
会 場 | 東京コンベンションホール 大ホール 東京都中央区京橋三丁目1-1 東京スクエアガーデン5F |
入場料 | 無料 |
定員 | 300名 |
目次
講演詳細
講師の略歴
高知県安芸市に生まれる。
1956年東京女子医科大学を卒業後すぐ同大学第二内科に入局、
中山光重教授の下で糖尿病の臨床と研究を開始。
引き続き小坂樹徳、平田幸正という日本を代表する糖尿病の大教授のご指導を受けた。
日本では糖尿病があると危険だから妊娠は禁止とされていた時代に、自分の悲しい死産の
経験から、「糖尿病と妊娠」の臨床、研究分野を確立。カナダMcGill大学、スイスGeneve大学に留学。
1981年4月 同大学第三内科糖尿病センター教授。
1985年12月 「糖尿病と妊娠に関する研究会」を設立。
それを学会に変革し現在名誉理事長。
1991年4月 同第三内科主任教授兼糖尿病センター長。
1997年3月 東京女子医科大学定年退職。名誉教授。
1997年5月 女性で初めて第40回日本糖尿病学会会長となる。
2002年4月 現職
受賞
吉岡弥生賞、エッソ女性のための研究奨励賞、米国Sansum科学賞、
Distinguished Ambassador Award、ヘルシーソサエティ賞、
糖尿病学会坂口賞、糖尿病療養指導鈴木万平賞他
講師からメッセージ
世界最古の医学書であるエベルスパピルスは今から約3500年前に記述されたと言われている。
その中に既に多尿の治療法が書かれている。魚にも糖尿病があり,糖尿病は古代から存在した事がわかっている。伝統的な和食を食べていたわが国は世界で糖尿病が最も少ない國であった.食事が欧米化し脂肪摂取が多くなって爆発的に糖尿病は増加した。
糖尿病とはどういう病気か、その原因と治療法,社会生活まで障害する合併症とはなぜ起こるのか、その予防法についてなどお話しようと思う。